Psychological column Vol.2:距離Psychological Column vol.2 ◇距離◇ 「パーソナルスペース」という言葉を、ご存知のことと思います。 人間にはそれぞれテリトリーがあり、ある一定の距離を越えて別の人が近づくと、警戒します。 それはとても個人差があり、掴みにくいものでもあります。 親しい間柄の人であれば、距離を縮めることにより安心感を得られることもあります。 。 その壮大なスケールや賑やかな雰囲気に、自然とそう思えてくるのでしょうか。 例えばもし、花火が煙やネオンサインでできていたら、どうなのでしょう。 おそらく真っ黒な煙でできていたなら、驚きこそすれ晴れ晴れとした気持ちにはならないでしょう。 同じリズムで繰り返されるネオンサインでできていたなら、華やかですがすっきりというわけには参りません。 花火は、「火」でできているからこそ、爽快感や高揚感を得られるのではないでしょうか。 色とりどりの火薬、二度は見られない刹那の光。。。 その光景が心に与える影響は、意外に大きいような気が致します。 心理学的に「火」は、希望や向上心の象徴といわれることがございます。 興奮を呼び起こす効果があり、うまく利用すれば落ち込んでいるひとが元気になったり、迷っている気持ちに決心をつけることができる場合があるのです。 大きな火のかたまりが輝いては散ってゆく花火には、そんな効果が最も有効に使われているのではないでしょうか。 もちろん、全ての方が同じ影響を受けるというわけではないでしょう。 イライラしてしまう方や、花火にあまり良い思い出のない方もいらっしゃるのではないかと思います。 けれど少し見方を変えてご覧になれば、もしかするとプラスの心理作用に働きかけることがあるのかもしれません。 これからまだ花火大会にお越しになる機会がございましたら、たまにはそんなことを考えながらご覧になってみるのもおもしろいかもしれません。(次回へつづく) 初回をご覧頂き、誠にありがとうございます。今後、不定期ながら少しずつup予定です。ご期待ください★(Ayura) ジャンル別一覧
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